2024/09/26
前評判が良かったので読んでみました。
文体がシンプルで、サラッと読める中に日常生活に活かせるヒントが詰まっていて、なぜ売れているのか?わかりました。
タイトルもちょっと仰々しい中で、怪しい雰囲気も少しだけあるのもいいのでしょう。
自己啓発本に書いてるようなことが中心ではありますが、その人の「体験談」から語られる場面が多くあり、それがそれぞれの一節に説得力を持たせている。
こんな人もいるんだな、と眺めながら読むと、自分に取りれたい部分だけ取り入れられて、良書になりそうです。
基礎をしっかり学んでおこう。図書館に行って、理解できない本があったら「これを学ぶのに必要な基礎知識は何か?」と掘り下げて考えよう。
運に恵まれる方法
・幸運が舞い込んでくることを祈る
・幸運に出くわすまで忙しく立ち回る
・心を備え、人が気づかないチャンスに敏感になる
・君のやっていることで世界一になる。世界一になるまで、君のやっていることを微調整し続ける。すると、チャンスの方から君を探しにきてくれる。幸運が君の運命になる。
人に誇れないことをするときは、よくよく考えた方がいい。いつか自分の身を滅ぼすことになるからだ。私は誰かがそういうことをするのを見たら、一度目は注意する。ちなみに、それで改心する人はいない。だから距離を置く。私の人生から締め出してしまう。
努力は過大評価されている。どれだけ努力するかは現代経済ではあまり意味を持たなくなっている。
問い:逆に過小評価されているのはなんですか?
「判断」だね。判断が過小評価されている。
問い:判断とはなんでしょう?
私にとっては、自分の行動が身の回りの世界に長期的に及ぼす影響を理解していることが知恵だ。その知恵を外の世界に広げたものが、判断なんだ。
知恵と判断は深く結びついている。自分の行動の長期的影響を知って、それを活かせるように正しい決定を下すことが大事だ。
私たちが苦しむ瞬間というのは、あるがままの現実を見る瞬間だと言える。例えばもし君が事業が好調だと思い込んでいたら、不調の兆候には目もくれないだろう。そして、実際に事業が失敗すると、苦しみがやってくる。それは君が現実に見てみぬふりをしてきた体。現実から目を背けていたからだ。ありがたいことに、痛みを感じる苦しみの瞬間は、真実を悟る瞬間でもある。・・・こうあってほしいという願望が真実への理解を曇らせる。苦しみは現実を否定できなくなった瞬間にやってくる。・・・君は誰かに助言する時は正しい答えがはっきりわかっている。だから心に浮かんだことをそのまま伝える。「あの子のことは忘れろよ、どっちにしろ君には合わなかったんだ。別れた方が幸せになれる。大丈夫、またいい人が見つかるさ」君には正しい答えがわかっているのに、友人にはそれが見えない。なぜ見えないかというと、友人は苦しみの渦中にいるからだ。現実が嘘であってほしいとまだ願っているからだ。
簡単な経験則:難しい決定をめぐって意見が真っ二つに割れたら、短期的な苦痛が大きい方の道を選べ。
みんな時間がないというよね。良い習慣を薦められると、できない言い訳を始める。一番よく聞く言い訳が、時間がないなんだ。
でも、時間がないというのはそれは優先事項じゃないの言い換えだ。本当に考えなくてはならないのは、それを優先すべきなのかどうかだ。
最優先事項だと決めたら、何をおいてもやるだろう。