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読んだ本の中からピックアップその18「ビジョナリーカンパニーZERO」

time 2023/08/16

読んだ本の中からピックアップその18「ビジョナリーカンパニーZERO」

かなり大昔に、「ビジョナリーカンパニー」を読んで、よかった記憶がありその続編ということで書店で見かけたので購入。

なかなか個性的な表現で、企業というものが表現されており、自分の場合は読み返したい一節に出会うと、ドッグイヤーをつけて振り替えられるようにし、さらにより秀逸だと思った表現は「Notion」にまとめているのだが、その中でも特にドッグイヤーが多い書籍となった。

以下に一部を抜粋する。

 

ビジョナリーカンパニーを作った人々は極めて粘り強く、「絶対に諦めない」というモットーを貫いた。だがそもそも「何を」諦めてはいけないのか。答えは「会社」である。アイデアは潰しても、変更しても、発展させても構わない。しかし絶対に会社を諦めてはいけない。会社の成功を特定のアイデアが成功することと同一視すると(多くの経営者がこの過ちを犯す)、そのアイデアが失敗したら会社も諦めてしまう可能性が高い。またそのアイデアがたまたま成功すると、夢中になり、会社として他のことに積極的に取り組むべきタイミングが来てもいつまでもしがみついてしまう。それに対し、あなたが最も重要なものは会社であり、特定のアイデアの実現ではないと考えていれば、個別のアイデアの成否に関わらず努力を続け、永続する偉大な企業への道を進んでいけるだろう。

 

一倉定をこの数年で知り、書籍を読んでいるが、経営者の仕事の第一は「会社を潰さないこと」だと何度も繰り返し説かれている。その趣旨と一致する。

そして、この文章から感じることは、「泥水飲んでも、裸になって全員から笑われる状況でも、傷口に塩を塗っても、会社を存続させるだけのキャッシュを確保し続けろ」

会社を潰すということは、そこに関わるすべての人の生活を一瞬にして吹っ飛ばすことである。恨まれ、殺されても、仕方ない。戦うしかない。

 

まず「誰を(人材)」を考え、その後に「何を(目標)」を考える。最初に正しい人材をバスに乗せ(そして誤った人材をバスから降ろし)、それからどこに向かうかを決めるのだ。混乱、激動、破壊、不確実性の只中にあり、次に何が起こるか予測できない状況では、何が起ころうとも適応し、最高の成果を出せる規律ある人材をバスいっぱい確保しておくことが最善の「戦略」となる。・・・企業が追跡すべき最も重要な指標は売上高や利益、資本収益率やキャッシュフローではない。バスの重要な座席のうち、そこにふさわしい人材で埋まっている割合だ。適切な人材を確保できるかに全てがかかっている。

 

企業は人、というのは本当にそうだと思った。

人がきちんと、しっかりと規律あり行動していくと、回っていく。そうでない場合は、外側が良くても、回らない。特に、人材不足の時代。魅力的な企業、組織にするには、どうすればいいか、本格的に考えている。

 

激動を乗り切り、衰退のリスクを跳ね除けるリーダーあは環境は突然、それも劇的に変化しうることを想定している。そして、「こんなことが起きたら?」「あんなことが起きたら?」と執拗に問い続ける。いい時期も悪い時期も備えを片目、資金を蓄え、安全余裕度を維持し、リスクを抑え、規律を高めていくことで破壊的変化が起きた時には強く柔軟な状態で対処できる。・・・衰退の5段階とは1成功から生まれる怠慢、2規律なき拡大路線、3リスクと問題の否認、4一発逆転策の追求、5屈服と凡庸な企業への転落か消滅、である。会社が衰退の5段階のうち最初の3段階にある間は、外から見ると強靭に映る。記録的売上や急成長を遂げているケースも多い。だが内部はすでに病魔に侵されている。

 

この5段階を「建設的パラノイア」と良くわからない表現で本書は紹介されていたが、要はこの5つのステップを回避していくということである。各企業当てはまることが多いのではないか。油断し、調子こいて過信し、リスクを過小評価しむやみに広げ、ダメになりそうなタイミングで一発逆転の何かを模索する中で、諦めていく、そういうステップ。

クレイトン・クリステンセンのいう「破壊的なイノベーション」に迅速に適応できる企業とそうでない企業があるのはなぜなのか、私はずっと不思議に思ってきた。研究で取り上げた企業の事例を踏まえ、極めてシンプルな理由に行き着いた。適応できない企業は建設的パラノイアを実践できないのだ。短期だけでなく、15年以上の長期にわたってパラノイアであり続ける必要がある。

1、あなたが身多く世界(社内と外部環境)でこれから15年以内に確実に起こるはずの重大な変化はどのようなものか

2、そうした変化のうち、あなたの会社にとって重大な、または存在を脅かす脅威になるのはどれか

3、そうした変化に先手を打つため、「今すぐ」、「緊急に」取り組まなければならないことは何か

嵐が来た時にどれくらいうまく乗り切れるかは、嵐が来る前に何をしていたかで決まる。建設的パラノイアを本気で実践する人は山の上で嵐に巻き込まれてから追加の酸素ボンベを探したりしない。病的なほど心配性なパラノイアとして、怒らないかもしれない破壊的ショックに備え、先手を打つ方が、日頃から建設的パラノイアを実践せずに破壊的変化によって潰されてしまうよりずっといい。偉大な企業と凡庸な企業を見分けるのは難しい。しかし激動期になると、その差は歴然とする。日頃から建設的パラノイアを実践してきた企業は、弱った凡庸な競合の遥かさきをいくようになる。

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荒井浩介

荒井浩介

株式会社ARIAという会社を2014年に立ち上げました。勉強カフェを大阪と兵庫でやってます(西梅田、本町、寺田町、江坂、難波、神戸三宮、西宮北口)。中小企業診断士令和2年合格。記録をアップしていきます。 ただいま様々な「100のアウトプット」に挑戦中。 [詳細]

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