2024/10/24
これは男女関係などの別れの時点でのことなんですが、
振られる側、振る側、両サイドの気持ちについての考察です。
実は、振られる側は可愛そうに映りますが、
実際には長期的な視点で見ると、振られる方にとっては重要なタネがそこにあると思います。
ダラダラ、惰性で相思相愛でない関係を何もせず解消できたのです。
「運命は理性で治せない数々の欠点を改めさせる」
これはフランスのラ・ロシュフーコーの言葉ですが、
間違いない。
振られる経験はものすごく辛いですが、それによって、男も女も、大きく成長する。
次の恋愛、出会いでは修正された状態で付き合えるかもしれません。
どんな関係であれ、完全にバランスが取れたものというのは珍しく、
基本的にどちらも不満が少なからずあり、お互い様の精神で関係を維持しています。
しかし、別れが来るときは、どちらかがラインを超えてしまっている状態であると。
依存しすぎ、頼りない、価値観の大きな違い、
色々ありますが、とにかく振る方にとって、別れという選択をとってでも、
今後、一緒にいることがベストアンサー足り得ない、と判断したということです。
よって、基本的に振る側の方が将来を真剣に考えている率が高いのではないかと考えました。
振られる側は、もしかしたら甘えすぎたかもしれない。
今のまま、相手が何か決定的に許容できない性質を自分が持っていることに気づかず、修正せず、
許してくれるだろう、という相手の寛大な気持ちにおんぶに抱っこで、ずっと継続してしまう。
一回だけではなく、なんどもその場面があり、振る側はサインを出す。
しかし、振られる側は、残念ながら気づかなかった。
あるいは気づいても治せない、その人の本当の部分なのかもしれない。
そして、関係は終焉を迎える。
振られる側の悲しみは、振られたその瞬間に一気にピークを迎えるが、
振る側は、実はずっと、ちょっとずつ我慢をしてきたかもしれない。
振る側は、英断する。
振る側は、重い腰を上げないといけない。別れを切り出す。
泣かれる。辛い。
しかし、断固たる決意で、相手に情を残さず、きっぱり態度を固定する。
それは優しさでもある。少しでも可能性を感じさせてしまえば、相手は前へ進めない。
死ぬほど辛いかもしれないが、旅立ってもらうしかない。自分の足で。
確かに寂しさは伴うが、これ以上未来を描けない、と。
振る側は自分の将来だけでなく、相手の将来も考えているかもしれない。
自分との関係を終わらせた方が、よりいい場所へ行ける。
と、私は両方を経験して思いました。
振られたときは、わからなかった振った時の気持ち。
振ったことしかなかったら、振られた時の気持ち。
何事も経験が超大事であるということです。
これと同様、経営したことないのに、経営者の気持ちはわからない。
それは、いわば童貞がセックスを憧れだけで語ってるようなもの。
眠い時、ピストンしてる途中でそのまま気づいたらしばらく眠ってて途中で起きてまた再開するとか、
舐めすぎて自分のツバの匂いで冷めるとか、あるあるだと思いますが、
経験してなければ「は?」
AVだけを見て、そのプレイも語れない。実際にやってみてわかる。
意外と気持ちよくないな、とか。
本当に、チャレンジして体験していくことの大事さ、この例えが一番しっくりくるのです。自分の中では笑
また、「あえて振られるように嫌われる」というパターンもあるようです。
振るのがきつい人は、そういうこともするようですね。
実は、「振る」ことはものすごく重要なのではないかと思っています。
男女関係のみならず、あらゆる場面で。
つまり決断であり、自分で切り開く行為だからです。
決めて断つと書いて、決断。
決めなければ、いつまでもダラダラ。
そんなのはいやだ。アンパンマンの歌。