2024/09/26
初の診断士試験の自己採点の結果は以下の通りでした。
企業経営理論 70(唯一合格基準)
情報システム 44
経済学 52
経営法務 24(足切り)
運営管理 40
財務会計 48
中小企業政策 50
経営法務が40点を切ったので、足切り確定なわけですが、
アベレージは46.8%
これを、アベレージで60%を超えると、合格となります。
よって、得点率的にはあと15%伸ばす必要があります。
各項目ごとに、それぞれ15%アップ。
来年の試験で、一定の成果を出します。
その都度のこのブログに記載し、
アウトプットと所感を兼ねて、発信していきます。
勉強垢と名付けて診断士の勉強記録をこのように報告してたら
診断士の勉強垢の方からのフォローも結構あったので、
刺激になり、学びにもなるような内容になればいいなと思います。
今回の試験では、ぱっと見計算式を覚えるのに時間がかかりそうだったので、
経済学・財務会計を一旦シカトして、他の科目をやっていたのですが、結局
シカトしたまま試験日を迎えてしまいました笑
なので、まだ残り10ヶ月あるので、今のうちに最も理解に時間がかかりそうな、
財務会計と経済学から終わらせる戦略を立てました。
まず、経済学に取り組んでいます。
もともと、興味のある分野で、診断士に取り組む前からスティングリッツの経済学という本を読んで、
面白みを感じていました。
なので、理解に時間がかかりますが、苦痛ではありません。
ただし、マジで意味がわからない単語だらけで、まず何よりも「概念の理解」がポイントだと思いました。
曲線グラフばっかり見ていると、まるで高度な数学スキルとの戦いのように、最初は私も思っていましたが、
ほとんど、概念です。数学はそこまで必要ない。
例えばLM曲線。
これも最初は「は?」でしたが、
分解して考えていくと、
Lは流動性選好、Mはマネーストック(マネーサプライ)のことであり、利子率の変化で債権か貨幣かの天秤にかける市場の習性と貨幣供給量がGDPにどのくらい影響を与えるかを表しているだけです。
流動性選好とは、文字通り流動性を「選んで」「好む」
いつでも貨幣を資産として使える状態の方がいい、という前提があり、それをカバーしてあまりある利子率がない限りは、
債券などの資産に投資するに至らない、ということであります。
まあ普通に考えて、利子の低すぎる国債や社債を買うぐらいなら、利子がなくてもリスクが低くすぐに利用可能な現金を持っていた方がいいですね。=利子による収益よりも流動性の高さを好む
また、既に勉強を始めて、新たな世界が広がった実感が伴いました。
例えば、「限界費用」や「限界消費性向」という概念の理解。
マージナルコスト0社会(限界費用0社会)が到来する、と言われていて、その時にこの単語自体は知ったが、
その中身がより詳しくわかった。限界費用とはすなわち1単位増えるごとに訪れる追加費用のことである。
限界消費性向は所得が1単位増えるごとに、どのくらいそれが消費に回されるのかを表している。
それから「囚人のジレンマ」と称される「ナッシュ均衡」概念。
お互い協力すれば最適な結果が出るにも関わらず、その最適を選ばずにお互い損する方向を何らかの理由で選んでしまうこと。
協力したくない、という感情的なものや相手を信頼できない、そもそも協力できる状況がない、など。
私は、経済ニュースを読むのが割と好きですが、こういった用語がイマイチ理解できてなかったので、
スルーしていましたが、今回勉強したことで完全に理解し、読みながらその世界をより深く知ることができるようになりました。
今、一つずつ、理解していっています。
1分野ごとに、だいたい短くても1時間、長いと3~4時間もかかり、本当は8月中に終わらせる予定でしたが、
間に合わず、9月に食い込みそうです。
次も同じく手をつけられなかったあまり手をつけられなかった経営法務へ行きたいと思っているのですが、
ないがしろにせず、しっかり理解するまでやろうと思います。上述の通り、理解してた方が日常生活に活かせますから。
また、気分転換で経営法務に取り組むことをやってみたところ、結構効果があったので、
基本経済学に費やし、合間で経営法務をやる、という気分転換勉強法を実践していきます。