2024/10/24
ちょうど10年前、「30歳までもう3年を切った」と思った。
まだ、その時は大阪におらず、横浜にいた。
当時の年末年始は、こもってひたすら勉強していた記憶がある。
脱皮しないと、目標を達成できないと思った。
何かを変えたくて、その年の9月に縁も所縁もない大阪で開業するという大転換に舵を切った。
それは、最大の望みの叶う第一歩であった。
最近思うのが、「タイミングはその時しかない」ということ。
いつでもできる、は嘘。気づいた時には二度とそのチャンスには巡り会えない。
例えば、運の流れがきている時に、その兆候を捉え波に乗せられるか。
割と黙って寄ってくる。「運が来ましたよー」とは言ってくれない。
こちらが、睨みを利かせてその瞬間を監視していなければ、すぐに去ってしまう。
こういう言葉がある。
人間は一生のうち 逢うべき人には必ず逢える
しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に(森信三)
これらは運にも言え、一瞬早くもなく、一瞬遅すぎもしないど真ん中のタイミングで訪れた時、舵を切れるかどうか。
そして、その判断は「そう思った時。」
人間、生きていれば何かを感じている。無意識レベルで。
顕在下に降りてくる頃には、時が熟している。
充分待って、やれたことはない。準備を完璧にするまで待っているのでは遅い。
ソフトバンクの孫さんも7の法則でこのように唱えている。
「勝率5割で戦いを仕掛けるのは愚かだが、勝率9割まで待つと手遅れになる。だから、7割の勝率で勝負をする」
私の好きなバンド、「ザ・ハイロウズ」の「罪と罰」という曲にはこういう歌詞がある。
正しい道だけを選んで
選んでいるうちに日が暮れて
立ち止まったまま動かない
結局何にもやらないなら有罪、有罪・・・
脳内だけで完結する、正しいものを追い求めていたとしても、それはなんて虚しいことだろう。
確かに行動するには勇気がいることもある。
決断には孤独が伴う。
でも、「じゃあ現実はこのままでいいのかよ?」と、誰かが言う。
それは、無意識にいる本当の自分。
今回、あの時の10年後。
「40歳まで3年を切った」。
今考えているのは、次の脱皮は何かということ。
大阪で開業というのは当時なかなかに転換だったが、
次は何だろうか。
心が動く方向に行けば間違いない。
それが怖ければ怖いほどに、それは本当に望んでいることになる。
年末年始で考えます。
今年もありがとうございました。
※写真は過去1綺麗だった清水寺の紅葉