2024/10/24
勉強カフェでのスタッフの仕事はどんなものなのか?どんなことが仕事になるのか?
結構みなさんに不思議に思われることも多いことから、
この仕事はどのようなもなのか、をこのブログで少しづず記載することで、私の内省=振り返り、という意味も
含めて改めて自分の行っている仕事の一部を言語化し、誰かに伝えられるように挑戦していきます。
おそらく、この仕事は特殊でやってみないとわからない部分が多いと思いますが、
一番世の中の言葉で近いのは、最近出てきた
「コミュニティマネージャー」という表現です。
勉強カフェの仕事も、大きく捉えるとこの職種に該当するかと思います。
この言葉の指す範囲は、曖昧かつ広範囲であり、
コワーキングスペースなどを中心に広まってきています。
企業の中での働き方や、オンライン上でのことを指すこともあるみたいです。(もしかしたら、母数で言えばそちらの方が多いかもしれません)
というわけで、まずはコミュニティマネージャーの仕事について理解するために、
世の中でどのように理解、定義されているのか、を調べてみました。
この記事が簡潔にわかりやすく説明をしてくれていました↓
>コミュニティマネージャーとは、オフライン(ネットに繋がっていない)・オンライン(ネットに繋がっている)に関係なく、顧客や利用者のコミュニティ形成をうながしていく職業です。コミュニティマネージャーには、大別して「ソーシャル・メディア関連の企業で働くコミュニティマネージャー」と「コワーキングスペースで働くコミュニティマネージャー」の2種類があります。
上記では2種類に分類されていますが、さらにそこにオンライン限定のコミュニティマネジャーの立ち位置も追加し、
私なりも調べた中から、どのように定義されているか大きく3つに分類してみました。
1、コワーキングスペースやシェアハウス、カフェなど、スペースの管理人的立ち位置として
>HANGOUT VOL.6 〜今、流行の「コミュニティマネージャー」って何?〜
自分が考えるコミュニティマネージャーのミッションは、「メンバーがやりたいことを達成させるためにコミットすること」だと思ってます。例えば、ベンチャーやりたい人の相談に乗ったりとか、そういったことも仕事かなと思う。「感動」でしか人を動かすことは出来ないと思っていて。コミュニティのメンバーにコミットしてサポートするっていうのが仕事かなと考えてます。
>コミュニティマネージャーって? 行けばわかる、会えば始まる
– コミュニティマネージャーになる旅 –
コミュニティ・マネージャーの仕事は多岐に渡りますが、
まず人の話を徹底的に聞くことから全てが始まります。
相手の話を聞いた上で、人を紹介する、イベントを立ち上げる、
Webでのプロモーションをお手伝いする、飲食の提供をする等、
自ら取りうる行動を変えていきます。
個人的には、コミュニティマネージャーの仕事は雑談が起きる場づくりだと言っても過言ではないと考えているほどです。
>コミュニティマネージャーは先頭に立つな、共同体を後ろから押し上げる存在であれ――山本倫広さん
コミュニティマネージャーって、リーダーのように先頭に立って、みんなを引っ張っていくポジションではないんです。フォロワー的にみんなの後ろに付きながら全体を押し上げていく役割だと考えるのが適切だと、僕は考えています
2、企業のファン作りを行い、マーケティングなどを担当する仕事として
日本では、ソーシャル、オンラインで企業のコミュニティ=ファンを作り、評判をよくしていく従来的な意味での「広報」的な仕事として捉えている企業が多いようです。
>「地元の魅力を再発見・発信する力になりたい」23歳、ホリデー女性コミュニティマネージャーの挑戦
コミュニティマネージャーって、コミュニティを設計したり何かと何かをつなげていく、ファンを生み出す職種だと思うんです。
>もうPDFだけの会社じゃない。AI企業にシフトする『アドビ』、日本人初コミュニティマネージャーの仕事論
アドビとして何が出来るかを考えると、「クリエイティブなものを生み出す人たちが繋がり、ビジョン共有し、お互い成長出来る場の構築をする」というのは自然なんですよね。
3、オンラインでの人のつながりを管理する仕事として
コミュニティー・マネージャーとは主にオンライン上でのコミュニティーを管理する職種のこと。
FacebookやTwitterなどのコミュニケーションツールを活用し、企業のPRやブランド力の向上を行うとともに、顧客の意識調査などのマーケティングを行う。さらに長期戦略としてコミュニティを進化させていくためにはどうしたらいいかという企画や方策を立案することも含まれる。
>コミュニティ・マネージャとは
これは僕の考えですが、コミュニティ・マネージャに求められるのは「ユーザー同士を繋げる能力」なのかな、と考えています。
勉強カフェのスタッフは、1番目の、スペースの管理人的立ち位置に分類できます。
私の読みでは、このようにすでにコミュニティマネージャーという言葉は一般化してきており、
さらにその仕事が活かされる範囲が広がってくるであろうと予想しています。
よって、今、この勉強カフェで働いてくれているスタッフたちもそうですが、
その他にもコワーキングなどで働いている人も、この仕事と真摯に向き合い、その技術を言語化し、
広めていけるようになるレベルにまで極めれば、将来の活躍の場はたくさん用意されている世界になるでしょう。
少なくとも私はそう確信しているからこそ、現在のこのコミュニティ運営を分析し、次の世代へ引き継いでいけるように仕事を細分化し、言語化する挑戦を行っています。
これらの仕事の課題は属人的であるという壁
そして、「属人的であるという壁」が多くのコミュニティに存在しているという現状があります。
このテーマで記事をあげる予定ですが、今の勉強カフェのスタッフ業務を見ていてもそうです。
クオリティを発揮するための大きな要因が、その人の、今までの生まれ持ってきた経験や湧き出る魅力に依存している、という現状があります。
つまり、最大のオペレーションの一つが事務作業やクリンリネスと同じくらいに大事な「人の中でうまくやる」なのです。この中に雑談や気配り、人をつなげる、などのコミュニケーション能力が必要になります。
「人の中でうまくやる」、これができないとコミュニティマネージャーの仕事は務まらないのですが、これを教えてくれ、と言われた時に、まだ適切なステップを踏んで教えられる領域に行けていない。
つまり、シンプルに言うと、この仕事の肝を言語化できていない、マニュアル化できてないということなのです。
いやいや、それでいいんだよ、という結論付けもあると思います。
人の中で揉まれながら、その人が毎回感じながら取得していく、というのがセオリーである、と。
私も、属人化脱出の壁を諦めようと思いましたし、少なからず現存のコミュニティスペースではそうなっています。
しかし、私は感覚よりも理論を意識してこの仕事を取得してきたので、誰でも再現できるように説明できるかもしれない、という仮説が思い立ちました。
また、これで役に立つ人が一人でもいるなら、言語化の意味はあると考えています。
なので、以降のブログでは、「属人的な壁を超える」ために、ひたすらこの仕事を分析していきます。
世の中的に、良くも悪くも、何か一つのインパクトを発揮できる媒体・文章にしていきます。